未病について
健康診断で肝機能の低下を示す数値がでているのに、仕事のつきあいだから と、毎晩の飲酒を止めようとしない。
睡眠不足で食欲もなく、過労を自覚していながらも、仕事が終わらないからと家肢の心配も振りきって、休日も会社に出かけてゆく。そんな現代社会に暮らす私たちの健康をおびやかす高血圧・高脂血柾・肥満(メタボリック・シンドローム)・脂肪肝などは、日本人の全死因の6割を占めている「三大成人病(がん・心臓病・脳卒中」につながる危険性因子です。
人は、病気になって初めて慌てて治療に医師の門をたたきます。しかし、病気 とは身体的にも、経済的にも負担の大きいものです。 病気の前兆として、自覚症状があるにも関わらず医学的には問題ない状態、または自覚症状がないのに健康診断で病気と診断される事があります。その ような健康状態の範囲であるが病気に著しく近い身体又は心の状態を、古来 より東洋医学の言葉として、「未病」と呼ばれてきました。
「未病」という言葉、最近TVや新聞なとでよく見かけると思いません か? すでに一部の国語辞典などにも、掲載されるようになってきています。そもそもこの「未柄」という言葉は、およそ2,000年前に編纂された現存する中国最古の医学書、「黄帝内経」の中において、はじめて登場した言葉と言われています。日本では江戸時代、貝原益軒の「養生訓」に、この「未哨」について書かれた箇所があります。「未病」とは、一言でいうならば「半健康で、病気に進行しつつある状態」とされています。
 
しかしながら、この「未病」という言葉は前述のとおり、かなりポピュラーになってきてはいるものの、概念的にまだ統一され、確立された日本語となるまでには至っていません。専門組織である「日本未病システム学会」の定義によれば、「自覚症状はないが、検査で異常がある状態」および「自覚症状はあるが、検査では異常がない状態」二つをあわせて「未病」としています。
人的寿命とは、心身ともに異常のない「健康寿命」と、目覚症状があるにも関わらず医学的には問題ない状態または、自覚症状がないのに病気と診断される状態を指す「未病」、そして身体的に負担の大きい「病気」の3つの状態から成り立ちます。 「未病」を病気に進みつつある状態と捉えるならば、はやい段階で「未病」のサインを認識し、しかるべき手を打てばその進行を抑え、本格的な病気に移行することを防ぐことができます。その「しかるべき手」として有力なものが健康食品なのです。
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