霊芝について
霊芝は、マンネンタケ科のキノコの一種で数千年前から地球上に生息していると言われています。
日本や中国の古い故事や伝承、小説の中にも多々登場していることから人々がはるか昔から霊芝を食べていた事実をうかがい知ることができます。中でも後漢時代(西暦25年~220年)に編集されたといわれる中国の古書『神農本草経』では、数々の天然物がその働きによって「上品」「中品」「下品」の3段階に分類されており、霊芝は「上品」に分類され健康維持に役立つものと記されています。
霊芝は日本にも早くから伝わっていたようです。 『日本書紀』(720年)や日本最古の本草書である『本草和名』(918年)にもその名があり、健康を保つキノコとして知られていました。
霊芝には様々な味、色、形のものがあり、一説では100種以上存在するといわれています。中国の明の時代に編集された世界的に有名な漢方書「本草網目」では色合いや味の違いから赤、黒、青、白、黄、紫の6種類の霊芝に分類されています。また同じ色の霊芝でも産地や栽培環境によって発育状態が違いますので形によって肉芝、鹿角霊芝、半霊芝、霊芝などに分類されます。
霊芝は日本では長野、岐阜、三重などに比較的多く生息しているといわれますが、天然の霊芝を発見することが難しく、これらの地域でも現在では人工栽培が主流となっております。技術的な進歩で今では管理の行き届いた人工栽培のほうが味や成分など品質が安定していて安全だとされ、日本で栽培されている霊芝のほとんどが無農薬で栽培されています。
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